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一位一刀彫

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  • 岐阜県
  • 1800年頃
  • 江戸時代

一位一刀彫の歴史

1800年頃に、江戸で活躍していた高山出身の根付彫刻師「平田亮朝」に師事した「松田亮長」がイチイの木目を活かした根付を製作したことが起源と言われています。

亮長は、蛇や蛙、亀などの小動物から人物まで、幅広く彫刻していますが、写実的な作品とシンプルな「面」と「線」で構成した作品の二系統の作風を残しています。

一位一刀彫の特徴

岐阜県の県木であるイチイの木をノミだけで彫り上げる作品です。

一位(イチイ)は、 約800年前(平治元年)天皇即位の際に、飛騨よりこの木で造った笏(しゃく)を献上したところ、ほかの材で作られたものよりも美しく質が高かったので「正一位」という最高の位を与えられたところからこの名がついたと伝えられています。

その後学名も一位となって、現在でも天皇即位、伊勢神宮の式典遷宮の際に用いられています。

Written by 赤津 陽一

竹細工職人の祖父を持ち、幼少より伝統工芸やものづくりの現場を見て育つ。日本のものづくりの現状を変えたいとの思いから、BECOS(ベコス)の立ち上げに参画。全国の職人やメーカーに対して取材や撮影、インタビューを行い自分の足で情報を集め、読者へ届けることにこだわっている。

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