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何度も新品に蘇る!?【香川漆器】の秘密

ライター大久保
ライター大久保

こんにちは、ライターの大久保です。突然ですが、あなたは器にいくらお金を払えますか?わたしはこれまでは格安ショップの器などしか買ってきませんでした。

格安ショップが筆頭している現代では、器に高いお金は払えないと思う、以前のわたしのような方が多いと思います!

ですが、これからご紹介する香川漆器には格安では手に入らない美しさや耐久性など数々の魅力が秘められています。わたしも今では、魅力に取りつかれて漆器や陶磁器の器を使うようになりました。

今回は、そんな香川漆器の歴史的背景から特徴、入手方法など余すことなくご紹介いたします。

香川漆器の長い歴史

香川漆器は伝統工芸品というだけあり、その歴史の始まりは江戸時代にまで遡ります。

どのような時代背景で発展し、誰が発展させたのかをご紹介いたします。

江戸時代から続く長い歴史

江戸時代の前半(1638年)に、高松藩の領地に入った松平頼重が漆器・彫刻が趣味だったことが講じ、これを復興したことが歴史の始まりだと言われています。

もともとは日本独自の工芸ではなく、中国やタイから伝来した漆器を日本人が研究し、確立させました。

他に類を見ない鮮やかな色彩や多くの日用品に使われることによって、知名度も向上していき、人々に親しまれるようになりました。

香川漆器のキーパーソン「玉楮 象谷」

そんな香川漆器の研究をしていたのが、玉楮 象谷(たまかじ ぞうこく)という刀の鞘塗りをしていた方でした。

彼の祖父が鞘塗り職人だったということもあり、彼はその家業を引き継ぎ鞘塗りを仕事にしていました。

彼は、仕事以外にも工芸の研究を重ね、特に彫刻を熱心に学んでいました。

彼が学んだ彫刻と、家業の鞘塗りの技術を駆使し作り上げた印籠を高松藩主である松平頼胤に献上したことから有名になりました。

二足のわらじを履きながら大成した誇り高い日本人の一人です。

香川漆器の様々な製造技法

香川漆器と一口に言っても、製造技法は多岐にわたりそれぞれに特徴があるのも香川漆器の魅力となっています。

それぞれの製造技法の違いや用途について詳しく見ていきたいと思います。

蒟醤(きんま)

蒟醤という名前は、タイの植物の実の名称が由来であり、ケンと呼ばれる棒で彫った線に色を充填していき、最後には表面を平らに磨き上げる独特な技法になります。

色を溝に充填していく技法により、複雑な模様や鮮やかな色彩を表現することができ、更に最後に表面を磨き上げることにより光沢感を表現することができます。

先程紹介した玉楮象谷によって研究された技法でもあります。

存清(ぞんせい)

漆の器である木地に対して直接、絵や模様を描き、輪郭をケンにより彫ったり、毛彫りしたものに更に金泥を埋める技法になります。

蒟醤とは絵を描く部分と金泥を埋め込む部分が異なり、模様ではなく花や動物などを描く時に用いられました。

こちらも生活用品として人気のあった技法になります。

彫漆(ちょうしつ)

漆を何回も塗り重ねて、その表面をケンで彫り立体的で美しい模様を表現できる、漆塗りのなかで一番漆の特徴が生かされるように生み出された技法になります。

時には、100回、200回と塗り重ねることもあり、計算しつくされた彫刻には長い歴史と職人の魂を感じさせられます。

調質の木地には、漆の暑い層を塗り重ねることに耐えうる丈夫な材質が利用されるので、結果的に耐久力が高い漆器が出来上がります。

香川漆器の特徴や扱い方

伝統工芸品には、お手入れが大変そうというイメージが持たれやすいと思いますが香川漆器はそのイメージとは裏腹にちょっとしたお手入れで長く使うことができます。

また、香川漆器には普段遣いにありがたい特徴が数多く存在しています。

劣化しにくい!?香川漆器の特徴

少し高価な漆器を買うにあたって、気になる部分は長持ちするかどうかですよね。

香川漆器には、そんな不安を解消する特徴がたくさんあります。

香川漆器の特徴は、陶器やガラス製品に比べて割れづらく、熱を器の表面に伝えづらいことから熱い汁物を入れた状態でも手に熱さを感じることが少ないことです。

また天然素材である漆は、使い込むうちに美しい艶としっとりした手触りが増し、経年劣化ではなく経年変化を楽しむことができます。

注意!【香川漆器の扱い方】

そんな香川漆器ですが、注意することも少なからずあります。

器を洗う際は、洗剤を含んだスポンジで優しく洗ってください。

電子レンジを使っての調理や食洗機などを使うと劣化が早まり、漆器の色合いが崩れてしまいます。

その他にも、高温、長時間の浸水も避けましょう。

以上の点を注意すれば基本的には長持ちしますが、余裕があればお手入れをしてみてください。

洗浄後に柔らかい布による乾拭き、ティッシュなどをはさみ保存をしておきましょう。

表面のツヤが少なくなったら、菜種油を含んだ布で拭いてあげるもの効果的です。

香川漆器を知ろう!

さて、香川漆器について全体像は掴めましたでしょうか?

ここからは香川漆器の体験や実際の商品を見て、漆器がある生活をイメージしてみてください。

きっと、生活に彩りをもたらしてくれます。

香川漆器の体験ができる場所

彫漆体験ができる【さぬき漆芸美術館】

その名の通り、香川県にある香川漆器の技法のひとつである彫漆体験ができる数少ない美術館になります。

この施設のスゴいところは、漆器の展示、漆器の販売、漆器づくりの体験全てが行える部分です。

一人1,000円〜3,000円という比較的リーズナブルな価格で体験ができるのでお近くの方は是非足を運んでみてください。

香川漆器の世界に引き込まれること間違いなしです。

讃岐漆芸美術館(公式サイト)はこちら

香川漆器を購入できるサイト

香川漆器を購入できる通販サイトを紹介させていただきます!

豊富な種類で絶対欲しいものが見つかる【一和堂工芸】

こちらは、オンラインで香川漆器を始めとする漆器をメインに販売しているネットショッピングサイトになります。

このサイトのスゴいところは、その種類の豊富さです。

人生のライフイベント事に必要となる品々も取り揃えているので、大切な方への贈り物にも困りませんね。

一和堂工芸のサイトはこちら

職人さんの声が聞ける!【BECOS】

BECOSでも香川漆器の老舗川口屋漆器店が手掛けるブランド「87.5」を取り扱っております。

香川漆器については、「香川漆器を食卓に届けたい」という思いで働かれている川口屋漆器店のプロダクトブランドを中心にお取り扱いがございます。

漆と聞くと、お正月に使う重箱やタンスなど使用頻度が少ない用途をイメージしがちですが、川口屋漆器店さんは現代のライフスタイルに併せてアップデートを重ねて、お箸や普段遣いができる食器に香川漆器を採用されております。

漆器初心者の方が、お手に取りやすいラインナップでお待ちしております。

BECOSの香川漆器のページはこちら

厳選!香川漆器

毎日使うものだから良いものを【箸 八角利休塗】

いきなり、高い重箱や漆器を買っても使うかどうか分からない。

そんな方にうってつけのアイテムが、こちらの箸になります。

箸なら毎日使うものであり、かつ金額も抑えられているので入手しやすくなっております。

また、デザインも現代向けにアップデートされているので贈り物にも使える万能なアイテムだと思います。

「香川漆器を食卓に届けたい」という思いを持ってお仕事をなさっている川口屋漆器店さんの佐々木康之さんの作品になります。

伝統工芸を現代のライフスタイルに合わせてることによって、後世に繋ごうとされる姿にとても感動いたしました。

ご飯派なら、これ一択!【飯碗 利休塗】

  • 価格: 9,000円
  • 素材: 天然木、漆
  • サイズ: 大:直径12.2cm / 高さ7cm
    小:直径11cm / 高さ6.5cm

江戸時代より飯碗に使われている、クラワンカ碗と呼ばれる形の飯碗になります。

お米を毎日食べるなら、飯碗に少し投資をしませんか?

漆器を使った飯碗は、磁器よりも軽く、保温性にも優れている特徴があるので機能性も抜群に高い逸品になります。

こちらも佐々木康之さんの作品であり、美しさと機能性を兼ね備え、普段遣いに最適化されており香川漆器を食卓に届けたいという熱い思いを感じさせます。

香川漆器の色彩の本気が見れる【カラーディッシュ】

  • 価格: 7,000円
  • 素材: 天然木、漆
  • サイズ: Sサイズ: 直径21cm / 高さ2cm
    Mサイズ: 直径24cm / 高さ2cm

香川漆器というと天然の木の風合いを踏襲した茶色や黒色などが一般的な色味でした。

その常識を鮮やかに変える品が、佐々木康之さんの手によって生み出されました。

茶色や黒を始めとする定番カラーだけでなく、緑、赤、黄、グレーなどがラインナップとしてあり、ここにも伝統工芸のアップデートが見て取れます。

電子レンジは使えないという注意点ももちろんあるが、それ以上に料理を目で楽しむことができるとこが嬉しいです。

まとめ

今回は、香川漆器の歴史から製造技法、香川漆器に触れることができる場所の紹介などを幅広く行わせていただきました。

香川漆器や伝統工芸の疑問や不安は解消されましたでしょうか?

香川漆器を始めとする伝統工芸には、長い歴史や奥深さ、人々の人生を感じることができます。

是非そんな伝統工芸を知って、あなたの生活に取り入れてみてくださいね。

Written by 大久保健太

埼玉県ふじみ野市出身。大量生産、大量消費の現代の日本の状況に疑問を感じミニマリストという生き方に共感する。その中で、日本の昔からある「伝統工芸品」という一つのものを手入れをしながら大切に使い続ける文化を知り、より多くの人にこの文化を広めたいと考えBECOSにライターとして参加。

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