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菊間瓦

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愛媛県

  • 1200年頃
  • 鎌倉時代

歴史

その起源は鎌倉時代で、伊予の豪族河野氏支配時代に製造が始まったと言われています。

温暖で雨が少なく自然の乾燥に適していたこと、原料の粘土や燃料の松葉にも恵まれ、輸送のための船便が便利だったことが発展に大きく貢献しました。

伝統ある技法、技術によって作られた、格調高い美しさは、光沢・品質に象徴され、住宅をはじめ神社・寺院・城郭に広く使われており、今なお全国で高い評価を得ています。

特徴

釉薬を使わず焼成した後に、空気を完全に遮断して「むし焼き」にする「燻(いぶし)化工程」が特徴で、焼成時に炭化水素ガスを接触させる事で、瓦の表面に銀色の炭素膜を形成させます。

いぶし銀に輝くことから別名「いぶし瓦」とも呼ばれ、美しい光沢といつまでも変色しない堅牢で耐久性に優れているため、古くから全国各地の住宅はもとより日本建築を代表する神社仏閣に多数使用されています。

菊間瓦は、長い伝統で蓄積された優秀な技術を有する瓦職人が一枚一枚を丁寧に仕上げ、窯元に代々世襲的に伝えられた焼成技術と、厳しく吟味された原土により、その独特の優雅ないぶし銀色の製品を創り出します。

Written by 赤津 陽一

竹細工職人の祖父を持ち、幼少より伝統工芸やものづくりの現場を見て育つ。日本のものづくりの現状を変えたいとの思いから、BECOS(ベコス)の立ち上げに参画。全国の職人やメーカーに対して取材や撮影、インタビューを行い自分の足で情報を集め、読者へ届けることにこだわっている。

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