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桐生織

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  • 群馬県
  • 700年頃
  • 奈良時代

桐生織の歴史

「西の西陣、東の桐生」と言われるほど、織物の中でも長い歴史があります。

東大寺献物帳によれば、714年に上野の国(現在の群馬県)がはじめて「あしぎぬ」を織って朝廷に献上したことが記されており、昔から織物があったことを今に伝えています。

それほどまでに歴史があり発展してきた背景には、上野の国から朝廷へ宮使いをした一人の男性が、官女の白瀧姫(しらたきひめ)に抱いた恋がきっかけである、という伝説もあるほどです。

宮使いの男性は、宮中の白滝姫に恋をしてしまいました。

本来なら許されない恋ですが、男には和歌の腕前があり、天皇の前で和歌を詠んで白滝姫を桐生に連れて帰る事を許されます。

そして、桐生へやって来た白滝姫が織物の技術を人々に伝えたことが、現在の桐生織の起源だと伝えられています。

1887年に日本織物株式会社が設立され工業化に成功し、桐生織物は日本で代表的な産業として地位を築きあげていきました。

桐生織の特徴

桐生織はジャカード織機(紋織物を織る機械の一つ。穴をあけた紋紙の操作により、複雑な文様が織り出せる。)で織られる先染めの織物です。

主に7つの織り方の技法(お召織り(おめしおり)、緯錦織り(よこにしきおり)、経錦織り(たてにしきおり)、風通織り(ふうつうおり)、浮経織り(うきたており)、経絣紋織り(たてかすりもんおり)、綟り織り(もじりおり)があり、様々な種類の織物がつくられています。

Written by 赤津 陽一

竹細工職人の祖父を持ち、幼少より伝統工芸やものづくりの現場を見て育つ。日本のものづくりの現状を変えたいとの思いから、BECOS(ベコス)の立ち上げに参画。全国の職人やメーカーに対して取材や撮影、インタビューを行い自分の足で情報を集め、読者へ届けることにこだわっている。

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