結婚の内祝いのお返しに！おしゃれな日本製ギフト33選

2024年1月5日

飯島るり(ギフトコンシェルジュ)

結婚は人生においても一大イベントと位置づけられています。単に結婚する二人だけでなく、その家族や親族、友人、同僚にとっても大きなイベントとなり、親しい関係性であれば結婚祝いを贈るものです。

逆に、幸せのおすそ分けという意味合いで送る機会が多い内祝いについては、古くからマナーなどもあってどのようなものでも送ればよいわけではありません。

では、結婚の内祝いではどのような作法があって、最適なアイテムにはどのようなものがあるのでしょうか？

ここでは、結婚の内祝いについて詳しく解説するとともに、おすすめの日本製アイテムを厳選して紹介します。

内祝いとは？

内祝いとは、一般的には身内の中で起こったおめでたいことに対して、喜びをお裾分けするという意味の言葉となります。

意味合いとして、内祝いは相手からもらったものに対してのお返しという形で使用されることが多いのですが、正確にはお返しという意味は内祝いにはないのです。

近所の方や、日頃お世話になっている方、親族などに対して、喜びのお裾分けとして贈り物をするのが内祝いということになります。

ただ、昨今ではいいことがあったという理由で、お祝いをいただいていない方に対して内祝いを贈るということはしなくなりました。

これは、いただいたお祝いへのお返しとして内祝いを利用することが多くなったためです。

もし、お祝いをもらっていないのに対し、内祝いを贈るとお祝いをしなければならないと気を使わせてしまうことにもなりかねません。

よって、安易に内祝いを贈るというのはあまりおすすめできなくなっています。

また、いくらお返しの意味合いが強い場合であっても、お返しという言葉を使うのは失礼にあたります。

よって、内祝いに添えるお礼状などにも、なるべくそのようなことは書かないように気を付ける必要があります。

結婚内祝いのお返しを贈る際のポイント

内祝いは、結婚だけでなく出産や新築で住宅を建てたなどのシーンで用いられます。

それぞれのシーンで、贈るプレゼントの内容などを変化させる必要があります。

では、結婚内祝いのお返しを贈る際のポイントにはどのような点があるのでしょうか？

ここでは、より深堀りして贈る際のポイントについて解説します。

贈るタイミングに注意！

結婚の内祝いを送る際のポイントとして、重視したいのが贈るタイミングです。

一般的には、内祝いの時期としては１ヶ月以内が目安となっており、結婚内祝いの場合は遅くとも挙式後の１ヶ月以内には贈るようにしてください。

結婚式を挙げていない場合でも、お祝いをいただいた場合は内祝いをするのが通例になりつつあります。

この場合は、入籍してから１ヶ月以内を目処としてお返しの品を贈るようにしましょう。

結婚内祝いについては、基本的には先方へ夫婦で持参して直接お礼の言葉とともにお渡しするのがベターです。

ただ、場合によっては遠方に住む場合などあってなかなか訪問できない場合もあります。

直接手渡しすることが難しい場合には、ギフト専門店などで購入して配送しても、特に問題はありません。

ただ、この場合には事前にお返しの品を贈ることを伝えて、お礼状と品物を贈るのがマナーとなっています。

結婚内祝いギフトの予算は「半返し」が基本

内祝いの相場がある程度決まっており、概ねいただいたお品の金額の半額(半返し)～3分の1程度が基本です。

ただ、その中でも多くの方が半返しをベースとしている場合が多いです。

ただし、全てのお祝いが同じような金額のものであるとは限っていません。

場合によっては半返しが適切でないケースもあります。

逆に、注意したいのが半返し以上の金額で内祝いを贈るというのはご法度であるという点です。

一見、高価な内祝いを贈ることで相手に喜んでもらおうと思いがちですが、いただいた結婚祝いが高額だった場合は、実は半返しでも失礼に当たる場合があります。

目上の方へのお返しする場合も、高額なものを贈るのは失礼にあたります。

なぜかというと、頑張ってお返しをすることによって、お祝いはいりませんという意味に取られかねないからです。

いただいたお祝いにお返しする際には、目上に少なく、目下に少なくが基本的な考えです。

ただ、少ないお返しを申し訳なく感じる場合では、物ではなく手紙や写真などを添えるなどの心遣いをするのが良いでしょう。

結婚内祝いの「のし」は「結び切り」のもの

結婚内祝いでは、ただプレゼントするだけではなくのしを付けるのが常識です。

ただ、どんなのしでも良いというわけではなく、結婚内祝いは慶事となるので、水引が印刷されたのし紙を使用してください。

のしの種類としては、結び切りと蝶結びの2種類がありますが、結び切りを使用しましょう。

これはは、結び切りには一度結ぶと端を引っ張ってもほどけないために、一生涯結ばれるという願いが込められているためです。

結婚内祝いのお返しを贈る際のマナー

結婚内祝いのお返しを贈る際のマナーも、気をつけるべきものが多数あります。

主なお返しを贈る際のマナーとしては、次のような項目があります。

いただいた額に見合わない内祝いギフト

先に紹介したとおり、いただいた贈り物の半額程度のものを贈るのがスタンダードとなります。

安すぎるものを贈るのも失礼に当たりますが、高価なものを贈っても相手を委縮させることにつながるので避けるべきです。

連名でお祝いをいただいて、お返しが一人1,500円という場合では、予算1,800円～2,000円程度までで品を選太良いでしょう。

お祝いにお金でなく品物をもらった場合では、必ず市価を確認してお返しするようにしてください。

メッセージに「お返し」と添える

結婚内祝いでは、お礼の挨拶が実はメインとなり、品物は挨拶に添える気持ちという考え方となります。

よって、品物だけを送りつけて挨拶状がないというのは本末転倒な話です。

正式な挨拶状でなくても、メッセージカードでも良いのですが、必ず付けるようにしてください。

また、メッセージに「お返し」と添えるのが一般的です。

縁起の悪いモノやマナー違反のモノを贈る

結婚式のお祝いでは、割れものや切るものは縁起が悪いというのが一般認識です。

これは、実は内祝いの場合も同じであり、なるべく避けるべきです。

割れものの場合は、主にガラスや薄手のカップなどといった、届く際に破損が心配される品のことを指します。

よって、小鉢など割れるイメージが少ない食器について、割れものでないとして贈る方も多いです。

また、割り切れるという意味で、偶数も避ける傾向にあります。

ただ、「ペア」の意味もあるので、数字の2は良いとする方も多く見られます。

数字関連では、忌み数字にも要注意です。

日本では、4は忌み数字で死を連想させると言われていて、また、苦につながる9も忌み数字となります。

マナー違反なものとしては、現金は避けるべきだと考えられています。

他にも、肌着は直接身に着けるものですので、贈り物には適しません。

なぜかというと、洋服の下につけるものを目上の人に贈るのは失礼にあたるという考え方があるためです。

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