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”白”が美しい!三川内焼のモダンな食器6選

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Journal編集長
Journal編集長

日本遺産にも認定された三川内焼は、白磁に美しい藍色で絵付けされたものが代表的な陶磁器です。

世界で白色に光り輝く最高の製品とまで評価された美しい三川内焼を身近に感じられるモダンなおすすめ食器6選をご紹介いたします。

三川内焼とは?

三川内焼は長崎県佐世保市周辺で作られている、美しい白磁と藍色の染付けが特徴的な陶磁器です。

やわらかく丸みを帯びたタッチで描かれた、かわいい唐の男児がたわむれている唐子絵(からこえ)が有名で、不老長寿や繁栄、幸福の意味がこもった縁起物として古くは献上品の器に描かれる最高級の陶磁器でした。

17世紀後半には中国やヨーロッパなど海外へも輸出され「Hirado(平戸焼)」の名で人気を博していましたが明治以降には庶民にも行き渡り、繊細な美しさが今でも人々から親しまれています。

三川内焼は動物や植物を細かい細工で表現する「手捻り」や細工したものを別の素地につけていく「貼り付け」、網のように細かく穴を規則的に開けてくり抜いていく「透かし彫り」など繊細な技法もよく使われており、芸術的な陶磁器も数多く作られています。

【酒器】三川内焼 菊飾丸杯

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価格:4,309円(税込)

サイズ:縦78mm × 横78mm × 高さ29mm

重量:40g 

容量:20ml

荷姿:箱あり

三川内焼400年の伝統を守りながらも新しいものづくりに挑戦している、平戸洸祥団右ヱ門窯 (ひらどこうしょうだんうえもんがま)作の菊飾丸杯。

菊花飾の細工物から日用食器まで幅広く手がけるこの窯元が作り上げた菊飾丸杯は、中央に陶器でできた菊の花をあしらった杯です。

中央の浮き出た菊を陶器で表現できるのは平戸洸祥団右ヱ門窯だけとなっており、大変貴重なものとなっています。

陶器とは思えないほど繊細で花びら1枚1枚がきれいに浮き上がり、中央の藍色が菊に静かな生命感を宿しているかのようです。

酒をそそぐと純白の菊が杯の中の水辺に浮かんでいるかのようにたたずむ様が美しい一品です。

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みかわち焼 菊花中皿

菊花中皿

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価格:5,500円(税込)

サイズ:Φ235×高さ28mm

外箱の有無:無

350年前から続く窯元で、先祖代々守り続けてきた秘法の技術、技法にさらなる創意工夫をこらした素晴らしい三川内焼を作り続ける平戸嘉久正窯。

伝統的な手描きの染付の陶器を作っていますが、一方で白の美しさを際立たせる白磁の器も制作しています。

三川内焼は昔「平戸焼」と呼ばれており、平戸嘉久正窯では近年その平戸焼の江戸期の技術を復興した器も制作されています。

菊花中皿は白一色ながらも優美な曲線がクラシックにもエレガントにも見える品格のある作りで、みかわち焼の中でも特に際立ったお皿です。

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みかわち焼 棕櫚葉形皿

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価格:2,750円(税込)

サイズ:Φ128×高さ24mm

外箱の有無:無

平戸嘉久正窯が江戸期の技術を復興して作り上げた棕櫚の葉を模したお皿で、和洋どちらでも料理が栄える白磁です。

力強く葉を茂らせる棕櫚の葉をイメージした美しく筋をのばす凹凸が、淡い陰影をはっきりと浮き立たせシックな風合いをかもしだしています。

やわらかささえ感じられる光の模様が、白磁の美しさを際立たせる一品です。

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嘉久正窯 豆皿 矢羽根

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価格:2,420円(税込)

サイズ:Φ108×高さ18mm

外箱の有無:無

三川内焼の中でも最も代表的な伝統技法の一つ、手描きの染付技法を活かして作られた平戸嘉久正窯の作品です。

呉須(ごす)というの顔料を使い染付をほどこす三川内焼。

呉須は下絵つけのときは灰色ですが焼き上げると鮮やかな藍色になるという珍しい塗料で、三川内焼の醍醐味の色でもあります。

皿に描かれている矢羽根模様は昔から「破魔矢(はまや)」というように魔を払う意味や「的を射る」といった縁起の良い文様とされており、弓矢は儀礼や祝具、男子のお祝い事などに使われてきました。

江戸時代には矢絣の着物を持たせれば射た矢のように出戻ってこないと言われ、縁起柄とされました。

潔い藍色で描かれた矢羽根柄は見た目にも鮮やかで、様々なシーンに活躍できるお皿です。

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五光窯 亀山龍 三段盃

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価格:13,200円(税込)

サイズ:

大:Φ98×高さ37mm

中:Φ87×高さ32mm

小:Φ78×高さ28mm

外箱の有無:外箱有り(桐箱)

五光窯は江戸時代に平戸藩窯創設の折、窯方五家の一人として拝命参加した窯方で、西洋への磁器の制作・輸出にたずさわり、極薄手磁器である「卵殻手」など、海外も魅了する作品を作り続けています。

この亀山龍の文様は幕末の志士・坂本龍馬が長崎で日本初の商社と言われる亀山社中を創設し、その頃亀山窯で焼かれた龍文様の器を愛用していたことからその技術を再興し、龍馬愛用の亀山龍の器として制作された盃です。

純白の白磁に躍動感ある龍が美しい藍色で描かれ、天に昇るような龍の器で龍馬が何を思い酒を飲んだのか、思いを馳せながらゆったりと楽しめる磁器です。

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嘉久正窯 豆皿 千鳥

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価格:1,100円(税込)

サイズ:Φ108×高さ18mm

外箱の有無:無

平戸藩御用窯の設立に力をなし、350年前から続いている平戸嘉久正窯が制作している豆皿・千鳥。

呉須絵具を器に染めにじませながら描く伝統的な技法を用い、現代の食卓に馴染む様々な絵柄を描いています。

千鳥はたくさん群れをなして飛ぶことから千鳥と呼ばれており、水辺に生息する小型の鳥を指しています。

昔ながらのシンプルでかわいらしい千鳥の姿が呉須の冴え渡るような藍色で描かれ、美しい白磁を引き立たせる一品です。

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まとめ

透明感の高い白磁と美しい藍色は、使う人の心も美しく澄み渡る心地にしてくれます。

昔は高級な扱いをうけていた三川内焼を食卓にとりいれ、日常に白磁の上品な装いをぜひ加えてみてください。

Written by 赤津 陽一

竹細工職人の祖父を持ち、幼少より伝統工芸やものづくりの現場を見て育つ。日本のものづくりの現状を変えたいとの思いから、BECOS(ベコス)の立ち上げに参画。全国の職人やメーカーに対して取材や撮影、インタビューを行い自分の足で情報を集め、読者へ届けることにこだわっている。

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