インテリアとしてもおすすめのモダンで可愛いこけし9選

鳴子系こけしは首を回すとキュッキュッと音が鳴る、こけしの中でも人気のあるこけしです。

宮城の鳴子温泉で江戸時代初期から明治初期に生まれたといわれており、少しくびれた胴体と美しい菊模様が描かれているのが特徴です。

色白のお顔で結わえた前髪と赤い髪飾りのついた髪が描かれ、日本美人を思わせるかわいい顔立ちをしています。

遠刈田温泉の周辺で発達した「遠刈田系伝統こけし」は、こけしの中でももっとも古い歴史を持ち、こけしの元祖とも言われています。すっきりと通った鼻筋と切れ長の涼しげな目元が特徴とされ、菊や桜、梅など多彩な胴模様も魅力のひとつです。

こちらは、伝統工芸士・小笠原義雄氏が手掛けた色鮮やかなろくろ線が美しい逸品。ほんのり笑みを浮かべた大人っぽい表情が、モダンなインテリアにもすんなりとマッチします。高さ約12cmの小ぶりなサイズなので、ワンルームや寝室などのインテリアにもおすすめ。

大きめの頭とすっきりと整った大人っぽい顔立ち、色鮮やかな胴模様が特徴の遠刈田系伝統こけし。伝統工芸士・小笠原義雄氏が作り上げたのは、なんと親・子・孫・ひ孫のこけしが入れ子になった作品です。

ロシアのマトリョーシカのように、親こけしの胴を開けるとまた1人、その胴の中にまた1人、さらに親こけしのマゲの中に10人…といった具合で全部で14人のこけしが揃います。単体で飾ったり並べて飾ったり、さまざまな楽しみ方ができ愛着が湧きますよ。

こけしの中でももっとも古い歴史を持つとされる「遠刈田系伝統こけし」は、コロンとした大きめの頭とほっそりとした胴のバランスが魅力的。キリッとした表情やちょっとはにかんだような表情など、作品によって異なる顔立ちを楽しむのも醍醐味のひとつです。

こちらは、職人の手で丁寧に描かれた柔和な表情と、平菊・枝梅の花模様がマッチした可憐な逸品。高さ約15cmの手ごろなサイズ感で、ひとつ置くだけでお部屋の雰囲気をパッと明るく仕上げてくれますよ。

現在では観賞用として使われることの多いこけしですが、もともとは子供の遊び道具でもありました。江戸時代末期ころに生まれた「遠刈田系伝統こけし」は、伝統を受け継ぎつつも子供が喜ぶような遊び心がたっぷりと詰まっています。

こちらは、にっこりと笑ったお顔が可愛らしい猫のこけし。やさしい色合いで描かれたお耳や頬が、猫のやわらかそうなイメージをうまく表現しています。猫好きの方はもちろん、ちょっと個性的なこけしをお探しの方にもおすすめです。

遠刈田系伝統こけしの伝統工芸士・小笠原義雄氏が手掛けるだるまのような丸い形のこけし。こけしというと丸い頭部に細い胴がついている形が一般的ですが、だるま型や小物入れになったものなど、さまざまな工夫を凝らしたこけしも魅力的です。

鼻筋の通った大人っぽい顔立ちが特徴の遠刈田系こけしですが、こちらはちょっと丸みのあるお鼻とクリっとした目、ほんのり赤いほっぺがキュートなこけし。いくつか並べて置くと、より可愛らしさがアップしますよ。

鎌先温泉に近い弥治郎地区で生まれた「弥治郎系伝統こけし」は、素朴で自由な作風のこけしが多く見られます。頭部や胴のろくろ線が特徴的で、どこかモダンな印象を与えるこけしです。

こちらは、第56回全日本こけしコンクールで入賞歴のある若手の女性工人・富塚由香氏の作品。お顔や胴に美しい梅が描かれた「梅こけし」は、弥治郎系の中でも作れる工人が少ないとされる貴重な逸品です。

弥治郎系伝統こけしの四半世紀ぶりの新人として大いに期待されている女性工人・富塚由香氏が愛情を持って作るこけし。弥治郎系の特徴でもあるベレー帽のようなろくろ線や、ちょっとすましたような素朴な表情が愛らしい作品です。

赤・黄・紫などで描かれた胴のカラフルなろくろ線がモダンな印象。高さ約9cmの小寸こけしはファンが多く、コレクションする方も多くいらっしゃいます。外出先にも気軽に持ち運べるサイズ感です。

120年ほど前に山形県肘折温泉で生まれた「肘折系伝統こけし」は、鳴子系と遠刈田系の流れを受け継いでおり独特の味わい深さがあります。ややグロテスクな表情や黒々としたおかっぱ頭が特徴で、不思議と愛着の湧くこけしでもあります。

こちらは、職人が丁寧に絵付けした鮮やかかつ大胆な絵柄が引き立つ逸品。ニコリと微笑んだような個性的な表情が目を引きます。黄色の胴が華やかで、お部屋の素敵なアクセントになってくれますよ。