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本場大島紬

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鹿児島県奄美大島

  • 700年頃
  • 飛鳥時代

歴史

奄美における養蚕の歴史は古く、奈良時代以前から手紡ぎ糸で褐色紬がつくられていたようで、東大寺や正倉院の献物帳に「南島から褐色紬が献上された」との記録がのこされております。

この褐色紬と称されている織物は、当時(天智天皇在位の頃)本土で行われていた古代染色の梅染、桃染の技法が奄美にも伝えられ、奄美に生植するテーチ木、チン木、フク木などの草木を用いて染色されたものであり、後のテーチ木泥染めの源流をなすものと推測されております。

また、800年代頃奄美は遣唐使の通路であり、その中継基地として中国大陸や南方地域との交流も深く当時の大陸文化や南島文化の交流地点として発展していたことが窺え、また朝廷への往来も頻繁におこなわれており、その際の貢物として褐色紬が献上されたものとの説もあります。

特徴

大島紬の特徴は渋みがあり、軽くて暖かく着崩れしない、着込めば着込む程肌になじむ着心地のよさと独特の色合いで、女性の憧れを誘う気品と風格を持つおしゃれ着の最高峰です。

絹100%の先染め手織りで、平織りです。

締機(しめばた)で手作業により経緯(たてよこ)絣及び緯(よこ)絣を加工しています。手機(てばた)で経緯絣及び緯絣を絣合わせをして織上げたものです。

Written by 赤津 陽一

竹細工職人の祖父を持ち、幼少より伝統工芸やものづくりの現場を見て育つ。日本のものづくりの現状を変えたいとの思いから、BECOS(ベコス)の立ち上げに参画。全国の職人やメーカーに対して取材や撮影、インタビューを行い自分の足で情報を集め、読者へ届けることにこだわっている。

博多織

芭蕉布