色が美しい!萩焼の茶碗6選!萩焼の特徴も紹介

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

Journal編集長
Journal編集長

萩焼って、焼き物の中ではあまり目立たない存在ですが、柔らかい表情の器が多く、可愛らしいのが特徴です。今回は、プレゼントなどにもぴったりな萩焼の茶碗を紹介したいと思います。

目次

萩焼の特徴とは?

山口県萩市を中心に生産されている萩焼。

萩焼は昔から「一楽、二萩、三唐津」と謳われるほど茶人好みの器として有名な焼物であり、細部までこだわりのある質の高い陶器として愛用されてきた伝統工芸品です。

萩焼は400年以上もの歴史があり、土のやわらかな風合いと釉薬が焼かれたときに引き起こされる貫入(かんにゅう)という細かいヒビのような模様が特徴となっています。

萩焼は吸水性が高く、長く使用していると貫入の部分にお茶の成分などが染み込んで風合いが増していくのも萩焼の楽しみのひとつであり、使うほどに味わいの増すその様は「萩の七化け」や「茶馴れ」などとも呼ばれています。

萩焼は全体的に形や装飾も素朴で、絵付けはほとんどありません。

それゆえに土の配合や釉薬の組み合わせや掛け具合、へらや刷毛で付けられた表情、また焼成の炎で偶然に生まれる独特の色合いなど、そのすべてが自然でやわらかな風合いとなって作り上げられているのも、ひとつの特徴となっています。

また、粘土の粒度や成分の変化、釉薬の割合など微妙な違いで同じ焼き方、作り方をしていても色合いがひとつひとつ違ってきてしまいます。

このように同じものがひとつとないという点も萩焼の魅力のひとつであるといえます。

萩焼の歴史について

安土桃山時代に織田信長や豊臣秀吉は千利休を保護して茶の湯を独占的に支配していました。

茶の湯が大きく発展したことから茶器の需要も高まっていき、秀吉の朝鮮出兵の際には多くの朝鮮の陶工たちを連れ帰りました。

後に萩の開祖となる毛利輝元は秀吉から茶の湯に親しむ事を許され、同じ朝鮮出兵の際に朝鮮人陶工である李勺光(リシャッコウ)を、その後に弟の李敬(リケイ)を招きました。

しかし、慶長5年の関が原の戦いに敗れて領土を削られた輝元は当時いた広島から長州にある萩に移ったため李兄弟も共に萩へ移り、萩の松本村に藩の御用窯を開いたのが萩焼の始まりとされています。

PICK UP
【大谷焼】OTANIYAKI tamura 1784 茶碗 ターコイズブルー
【大谷焼】OTANIYAKI tamura 1784 茶碗 ターコイズブルー
爽やかな海を思わせるターコイズブルー!

パッと目を引く大胆で美しい青が印象的な茶碗です。

長年研究を重ね、釉薬の色むらによる深いブルーと、煌めく結晶を生み出しました。

優しい丸みのあるデザインなので、手にしっくり馴染みます。

ごはん茶碗としてはもちろん、1人前のスープやヨーグルトを楽しみたい時にも、ぴったりのサイズです。

ぜひ日常使いでお楽しみください。

萩焼に使われている陶土

萩焼の独特のやさしい味わいを引き出すために、主に大道土(だいどうつち)と見島土(みしまつち)、金峯土(みたけつち)の3種の原土が使われています。

これらを、それぞれの出来上がりの器に合うよう混合し、胎土(たいど)という器を作るための粘土を作るのです。

この3種の土は萩焼にとってとても重要で、大道土は砂れきの多い白色粘土で萩焼の基本的な土味や性質となっています。

見島土は鉄分の多い赤黒色土で、この土のおかげで萩焼の風合いや色彩が多様になり、 金峯土は大道土よりも細かな砂質の白色土で、萩焼の粘性を抑えつつより耐火度を上げるために配合されており、どれも職人の絶妙な配合ですばらしい萩焼が作り上げられています。

色が美しい萩焼の茶碗その1
釉薬の白がアクセントに やわらかな雰囲気の茶碗

萩焼 リズム飯茶碗ペア(化粧箱)

躍動感のある土と釉を表現した、リズムがはじけるようなこころよい彩りの萩焼です。

萩焼独特のやわらかな雰囲気を大事にしながらも、上に向かって流れるように付けられた釉薬の白が、はずむ音のリズムを表しているような明るい模様となっています。

萩焼屋
萩焼 リズム飯茶碗ペア(化粧箱)

色が美しい萩焼の茶碗その2
ピンク色とクールなミント色のグラデーションが美しい茶碗

萩焼 茶碗 mint

ピンク色の縁取りから移り変わるクールなミント色へのグラデーションが可愛くも美しい、モダンな色合いのお茶碗です。

お茶碗の中も美しいグラデーションとなっており、全体に萩焼独特のやわらかさのある、食卓を優しく彩ってくれるお茶碗です。

萩焼 SHUTOUEN
萩焼 茶碗 mint

色が美しい萩焼の茶碗その3
見上げる度に違う表情を見せる空のよう 萩の雫が美しい茶碗

萩焼 茶碗 萩の雫 しずく そら 飯茶碗 ペア

釉薬のたれが楽しい個性を作り出したお茶碗です。

萩の雫とは、外側の釉薬のたれと内側のガラスだまりが美しい特徴のある萩焼で、見上げる度に違う表情を見せる空と同じように、同じ土や釉薬を使って作っているのに毎回違う美しい模様を浮かび上がらせてくれる萩焼に思いを寄せて作られています。

萩焼 SHUTOUEN
萩焼 茶碗 萩の雫 しずく そら 飯茶碗 ペア

色が美しい萩焼の茶碗その4
焼いて自然に現れるにじみを楽しめる茶碗

銀灰 組 飯碗 化粧箱付 萩焼

萩焼ならではの、やわらかな色合いでシャープな銀灰色のお茶碗です。

焼いて自然に現れる個性的なにじみが不思議なやさしさをかもし出し、食卓をなごませてくれます。

部坂呉服店
銀灰 組 飯碗 化粧箱付 萩焼

色が美しい萩焼の茶碗その5
ぜひセットで!明け方と夕方の空のような茶碗

【KEYUCA公式店】ケユカ [萩焼] 夕映 茶碗

こちらも萩焼らしい、暖かでほのかにグラデーションがきいた色合いをしています。

ブルー系とピンク系の色展開で、明け方の空と夕方の空のようですね。

両方の色を購入し、夫婦で使用するにも良さそうです。

暖かな色合いの中に、高台の部分や下部の模様から土っぽさも感じられ、素敵な作品です。

KEYUCA
【KEYUCA公式店】ケユカ [萩焼] 夕映 茶碗

色が美しい萩焼の茶碗その6
空と地平線を思わせるようなデザインの茶碗

萩焼・めし茶碗・小(ブルー×ホワイト)

こちらも萩焼らしい、柔らかなブルーとホワイトがやんわりと組み合わされており、とてもマッチした色合いです。

お茶碗の外の模様が特に、空と地平線を感じさせるようなデザインをしています。

パステルカラーのような色合いながら和っぽい雰囲気もしっかりと出ています。

2サイズ展開されていますので、食べるご飯の量に合わせてお選び下さい。

萩焼工房 土和窯
萩焼・めし茶碗・小(ブルー×ホワイト)

まとめ

シンプルな焼き物でありながらも、奥深くやさしい色合いが特徴の萩焼。

使うたびに感じるあたたかさは、どこか人の肌のようにほっとする不思議な感覚も持ち合わせており、毎日の食卓に取り入れるだけでテーブルをなごやかにしてくれそうです。

ぜひ美しくモダンな萩焼のお茶碗で食事を彩ってみてください。

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