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伝統的だけどかっこいい!老舗の扇子ブランド8選

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Journal編集長
Journal編集長

普段用に、ビジネス用に、趣味用に。扇子を買うなら粋でかっこいい物を選びたいですよね。でも扇子の老舗って、意外と知らない人も多いのではないでしょうか?

扇子の主な生産地は京都だけありません。実は東京や愛知にも老舗といわれる専門店が存在しています。

今回はそれぞれの産地の特徴や、全国から選りすぐった伝統的でかっこいい老舗ブランドを8店ご紹介します。ぜひ参考にしてください!

老舗の扇子ブランドを選ぶときのポイント!産地別の特徴

扇子といえば日本舞踊などが盛んな京都を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

しかし京都以外にも、扇子の老舗ブランドは数多くあります。

ここでは、産地別にみられる扇子のそれぞれの特徴をご紹介します。

「扇子を買いたいけど、どこで買えばいい?」と悩んでいる人はぜひ参考にしてください

京扇子

京扇子とは、主に京都で作られている扇子です。

京都扇子団扇商工協同組合の会員だけが『京扇子』を使うことが認められています。

主な特徴としては、扇骨の数が多く扇面の折り幅が狭くなっていることです。

繊細さを感じさせる造りのため、どちらかというと男性よりは女性向きの扇子といえるでしょう。

しかし現代では様々なデザインが販売されているので京扇子を愛用している男性も少なくありません。

また京扇子は製造方法が分担制という特徴もあります。

扇子の製造は扇骨に使用する竹の加工から始まり、紙の加工や貼り付け作業など様々です。

京都ではその1つ1つの作業に専門の職人がいます。

1工程に特化した職人たちが協力し合うことで、高品質な京扇子が作り上げられています。

名古屋扇子

名古屋は京都と並ぶ扇子の2大産地です。

元々は宝暦年間(1751~1764年)に京都から移住してきた井上勘造父子が始めたとされています。

京扇子が舞や茶道、婦人物の扇子が主体なのに対し、名古屋扇子は祝儀、儀式用や男性物の扇子を多く取り扱っています。

主な特徴は扇面紙の絵柄の色です。名古屋扇子の多くは重い色合いやはっきりとした鮮やかな色が使われた絵柄となっています。

江戸扇子

江戸扇子は京扇子よりも扇骨が少なく太いのが特徴です。

扇面の折り幅が広くなるので、大きな絵が描かれた大胆なデザインも少なくありません。

すっきりしていて江戸っ子らしい潔さを感じさせる造りのため、どちらかというと女性より男性向けの扇子といえます。

江戸扇子は京扇子と違い1人の職人が1つの扇子を作り上げています。

そのため職人は全ての工程を学ばなければならず、習得に時間がかかるともいわれています。

その分1つの扇子に込める思いは強く、オリジナリティ溢れる扇子もよく見られます。

量産できる製造方法ではないため、周りの人が持っていないような特別な扇子が見つかりやすいでしょう。

近江扇子

各地で作られる扇子の多くは、滋賀県の扇骨を使用しています。

全国シェア90%にもなる高島扇骨は、滋賀県伝統工芸品にも指定されています。

そんな扇骨の産地として有名な滋賀県ですが、なかには扇骨だけでなく扇子の製造までを手がける老舗があります。

しかし全国に向けて販売しているのは4、5店舗しかありません。

『鈴木扇子店』というウェブサイトから購入することができます。

伝統的だけどかっこいい!老舗の扇子ブランド8選

宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)

宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)

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文政6年(1823年)創業の扇子専門店です。

200年近く続く老舗中の老舗で、伝統的な飾扇や舞扇、夏扇など様々な種類の扇子が取り揃えられています。

店構えも京都らしい趣のある佇まいで観光客の観光ルートとしても有名です。

価格帯:おおよそ3,000~60,000円

有名セレクトショップなどとも積極的にコラボをしていて、おしゃれで浴衣にも洋服にも合う扇子を多く作っています。

SHIPSとのコラボ扇子

>SHIPSとのコラボ扇子をもっと詳しく見てみる。

〈京都本店〉
住所:〒604-8073 京都市中京区六角通富小路東入ル 大黒町80-3
営業時間 : 9:00~18:00( 夏季19:00 )
定休日 : 無休( 特別休日:年末年始 )
〈東京支店〉
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座7-13-6 サガミビル1階
営業時間 : 10:00~18:00
定休日 : 日曜日(10月~4月の期間のみ)(特別休日:年末年始)
公式サイト:http://www.baisenan.co.jp/

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文扇堂(ぶんせんどう)

文扇堂(ぶんせんどう)

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仲見世と雷門柳小路にそれぞれ1店舗ずつ構える浅草の扇子販売店です。

歌舞伎役者や舞踊家、落語家なども愛用しています。

毎年干支が描かれた扇子が新たに制作されるなど、扇子づくりにこだわりを感じられる老舗です。

価格帯:おおよそ1,680~50,000円
住所:
東京都台東区浅草1-30-1(仲見世店)
東京都台東区浅草1-20-2(雷門店)
営業時間:10:30~18:00
定休日:毎月20日すぎの月曜日
Webサイト:http://asakusa.gr.jp/jp/?p=658

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末廣堂(すえひろどう)

末廣堂(すえひろどう)

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大正元年(1912年)創業の老舗です。

伝統技法を用いた名古屋扇子が数多く取り揃えられています。

オリジナリティのある扇子でイベント・ギフト用としての需要も高い扇子専門店です。

価格帯:おおよそ300~120,000円
住所:〒451-0043 名古屋市西区新道一丁目20番14号 (新道小売店)
営業時間:10:00~17:00
定休日:日曜・祝日
公式サイト:http://suehirodo-sensu.co.jp/

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伊場仙(いばせん)

伊場仙(いばせん)

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天正18年(1590)年創業の扇子・うちわの販売店です。

伊場仙の浮世絵は海外の美術館にも展示されるほど高い評価を得ています。

創業当時は幕府から御用を賜って和紙や竹製品の製造を行うなど、古くから活躍してきた老舗です。

価格帯:おおよそ300~80,000円

通販でもおしゃれな扇子が購入できるもの魅力です。

>伊場仙 婦人扇子 しけびき柄(黄緑) をもっと詳しく見てみる。

住所:東京都中央区日本橋小舟町4番1号伊場仙ビル1階
営業時間:10:00~18:00
土曜日営業の時(4月1日~8月30日まで):11:00~17:00
定休日:日曜日・祝祭日
公式サイト:http://www.ibasen.co.jp/

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白竹堂(はくちくどう)

白竹堂(はくちくどう)

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享保3年(1718年)創業の扇子専門店です。

キャラクターとのコラボや左利き用の扇子など、多様な商品が取り揃えられています。

500円で行える名入れはギフト用の扇子にも人気です。

扇子作りの体験プランなどもあり、様々なニーズに応えてくれる老舗となっています。

価格帯:おおよそ600~330,000円
住所:〒604-8075 京都市中京区麩屋町通六角上ル白壁町448番地
営業時間:10:00~18:00(5~8月は10:00~19:00)
定休日:水曜日(5~8月は無休)
公式サイト:https://www.hakuchikudo.co.jp/

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京扇堂(きょうせんどう)

京扇堂(きょうせんどう)

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天保3年(1832)創業の老舗です。

一般的な夏扇子から飾扇、舞扇など様々なライナップが取り添えられています。

扇面紙に絵付けができる体験プランがあり、自分だけのオリジナル扇子も作れます。

価格帯:おおよそ800~180,000円
〈京都本店〉
住所:〒600-8152 京都市下京区東洞院通正面上ル筒金町46 (東本願寺前東入)
営業時間:平日9:00~17:00 日曜・祝祭日10:00~18:00
定休日 :年末年始
〈東京店〉
住所:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-4-3
営業時間:10:00~18:00
定休日 :日曜・第二土曜日・祝祭日・年末年始 
公式サイト:https://www.kyosendo.co.jp/

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松根屋(まつねや)

松根屋(まつねや)

>松根屋(まつねや)の詳しいページを見てみる。

大正3年(1914年)創業の扇子・うちわの専門店です。

比較的安価で、モダンなデザインの扇子が多く取り扱われています。

引出物のなどのイベント時に最適な、オリジナルブランドの扇子制作も行ってくれる老舗です。

価格帯:おおよそ600~10,000円
住所: 〒111-0053 東京都台東区浅草橋2-1-10
営業時間:平日9:00〜17:30 土曜9:00〜13:00
定休日:日曜日・祝祭日
公式サイト:https://matsuneya.jp/

>松根屋(まつねや)の詳しいページを見てみる。

まとめ

ネット社会の現代では遠方にある老舗の商品も注文出来て便利ですよね。

今回ご紹介した8店舗の中には、オンラインショップで購入できる老舗もあるのでぜひ見てみてください。

直接お店に出向いて見定めるのもいいですが、選択の幅が広いネットで好みのものを見つけて購入するのもおすすめですよ。

扇子は初めのうちは固くて開きにくいものです。

長く使っていくうちに馴染んできて開閉しやすくなりますので「これはずっと使いたい!」と思えるお気に入りの扇子を見つけてください。

Written by 赤津 陽一

竹細工職人の祖父を持ち、幼少より伝統工芸やものづくりの現場を見て育つ。日本のものづくりの現状を変えたいとの思いから、BECOS(ベコス)の立ち上げに参画。全国の職人やメーカーに対して取材や撮影、インタビューを行い自分の足で情報を集め、読者へ届けることにこだわっている。

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