彫金とは?彫金師になるにはどうしたらいい?おすすめの教室を紹介!

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

Journal編集長
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みなさんは普段、シルバーやゴールド、プラチナなどのアクセサリーを身につけたりするでしょうか?細かな装飾が施されたアクセサリーは、細部まで丁寧につくり込まれていて見れば見るほど作品に吸い込まれそうになりますよね。

そんなアクセサリーをつくる技法を「彫金(ちょうきん)」といい、彫金の技法を使う職人のことを「彫金師」といいます。

素敵なアクセサリーを作り上げる職人「彫金師」なんだか名前だけでもかっこいいですよね。

彫金師の仕事内容や、彫金の技術を身につけられる教室を紹介したいと思います。

目次

彫金とは

そもそも、彫金とはどのような技法のことを指すのでしょうか?

現在はアクセサリーやジュエリーなどを作る技法全般を指すことばとして使われることがほとんどです。

ですが、もともとの意味は「タガネ」と呼ばれる鋼でできた専用の工具をつかって、金属の表面に彫刻を施していく技法のことを指します。

「タガネ」で刻まれた彫刻は繊細で、筆で書いたような質感を金属の表面に表現することができます。

古くから仏壇などの仏具に施されたり、銅でつくられた花瓶などの表面にも彫金がほどこされてきました。

これらの日本の伝統的な彫刻を「和彫り」と表現することもあります。

冒頭でもお伝えしましたが、彫金という言葉は近年、アクセサリーなどを作成する技法全般のことを指すようになってきており、彫金、鍛金、鋳金などを含む広義のことばになってきています。

一般的なアクセサリーを作る職人は「彫金師」と読んで差し支えないでしょう。

彫金には様々な技法があり、その全てを熟練し一人前の彫金師になるには相当の年月を必要とします。

熟練した一人前の彫金師はかっこいいですよね。

彫金師の仕事の内容が気になると思いますが、彫金師の仕事は一体どういうものなのでしょうか?

彫金師の仕事内容を紹介

彫金師には伝統的な彫金師と現代的な彫金師の2つがあります。

用いる技法が異なるため解説していきます。

伝統的な彫金師

伝統的な彫金師の仕事は、すり出しと呼ばれる技法を使うことが殆どです。

 
 
 
 
 
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板金から材料を糸鋸や金切り鋏と呼ばれる道具で切り出し、材料を切り取ったら、ヤスリで削ったり、タガネで彫刻したりして装飾を施していき、必要であればロウと呼ばれるものを使い部品同士を溶接したりして、形状を作っていきます。

彫金に使われる「タガネ」

 
 
 
 
 
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形状が出来上がれば、最後に金属の表面を磨き仕上げます。

場合によっては、薬品に浸け化学変化で表面の色味を変えたりする「色揚げ」と呼ばれる技法を使い作品に深みを出したりすることもあります。

この一連の流れが、伝統的な彫金師の主な仕事になるでしょう。

現代的な彫金師

一方で、現代的な彫金師はロストワックスと呼ばれる技法を使うことが殆どです。

 
 
 
 
 
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ロストワックス技法とは、ワックスと呼ばれるものを削り原型と呼ばれるものを作成し、原型を石膏に埋没させ、炉でワックスを溶かします。

この時にワックスがあった部分にワックスと同じ形の空洞ができるので、そこへ溶かした金属を流し込むと原型と同じ形の金属ができあがります。

これをロストワックス技法いいます。

ロストワックスの状態そのままでは、表面がザラザラとしているため、リューターと呼ばれる工具を使って表面を磨き、最後にバフと呼ばれる布を使った研磨作業を行いピカピカに仕上げます。

彫金師になるにはどうしたらいいの?

彫金師になるためには芸術系の大学や専門学校、彫金教室などで基礎を学び、その後職人へ弟子入りしたり、工房へ就職やアルバイトで腕前をみがくというのが一般的です。

資格など必要ありませんが、技術をひたすらに追い求める職人のきびしい道のりが待っています。

プロになるには相当な覚悟が必要になるため、ある程度の技術を身につけて、趣味でネット販売などをして楽しむという方も多いです。

とにかく彫金の技術に触れてみて、自分にあっているのかを確かめる、というのが良いでしょう。

彫金の技術を学んでみたい!というあなたにおすすめの彫金教室を紹介します。

おすすめの彫金教室3選

LaVagueジュエリースクール

LaVagueジュエリースクールは彫金教室ではありますが、プロの使用する設備を使ってアクセサリーを製作することもできる本格派の彫金教室です。

個別指導でありながらしっかりとしたテキストも用意されています。

スキルアップのためのプログラムも用意されているので、初心者から上級者の人まで様々なレベルの人におすすめです。

>HPはこちら

atelier nine(アトリエナイン)

アトリエナインは、アクセサリーブランド「nyui(ニュイ)」のデザイナー兼クラフトマンが立ち上げた彫金教室です。

講師が現役のジュエリーアーティストなので、製作技術やデザインを学ぶことができます。

アトリエナインは営業時間内であれば好きなだけ作業ができますので、じっくりと作品作りをしたい方におすすめです。

>HPはこちら

studio crucible(スタジオクルシーブル)

スタジオクルシーブルはレベルに応じたクラス分けがあり、初心者でも安心して学べる環境が整っています。

渋谷にありアクセスも良好なので、仕事帰りにも学びやすい環境なのも魅力です。

パソコンで3DCAD(3Dを作成するソフト)を使ってアクセサリーをデザインする最新技術も学べるので、新しいものが好きな方にもおすすめです。

>HPはこちら

まとめ

古くから工芸品を作る技術として愛されてきた彫金ですが、その美しさの裏側には職人の熟練した技術が隠されています。

彫金の技術を学ぶことは簡単ではありませんが、自分の手で作品を作り出すことは他ではかえられないほどの達成感を得ることができます。

少しでも彫金に挑戦してみたい、彫金を学んでみたいと思った方はぜひ彫金教室で技術を学んでみてくださいね。

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