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陶器・磁器・漆器の違い|食洗機は?電子レンジは?疑問にお答えします!

毎日の食卓を彩る食器ですが、食器に使われるものには、焼き物である「陶器」と「磁器」、木工品である「漆器」などがあります。これらの違いを知っていますか?この記事では、それぞれの特徴や違いを解説していきます。

最も明確な違いは?

一番の違いは「素材」つまり材料の違いです。

「陶器」は陶土から
「磁器」は磁土から
「漆器」は木から

できています。 それぞれの特徴や違いについて、詳しくご説明いたします。

陶器-素朴で無骨な風合いの器-

陶器は、表面に凹凸があり、素朴で無骨な風合いが特徴です。陶器の大きな特徴を3つご紹介します。

1.器全体が土の色をしていて表面がザラザラしている

陶器は、陶土という土からできた粘土で作られています。そのため、その土地で取れた土の風合いをそのままに、表面がザラザラしていたり、ボコボコしていたりします。

2.高温でも破損や変形しにくい

陶器の方が磁器に比べて温度差に強いと言わてれいます。直接火にかけて使う土鍋も大きく分けると陶器に分類されます。

3.ぶつかると欠けやすい

陶器の方が磁器に比べて強度が弱いです。硬いものにぶつけたりしてしまうと、欠けてしまうことがあるので注意が必要です。

磁器-白くなめらかで美しい-

磁器は器の表面が白くなめらかでツルツルしています。磁器の大きな特徴を3つご紹介します。

1.器全体が白くなめらか

磁器は、粘土に長石という石を加えて作られた「磁土」が使われています。粒子が細かく均質な生地を高温で焼き締めるため表面はなめらかでツルツルしています。

2.保温性は低い

磁器は、光を通すくらい薄く焼かれることが多く温かいスープなどを入れるには熱くて持てないことや、冷めやすいなどの点で陶器に比べておすすめはできません。

3.ぶつけても欠けにくい

磁器の方が陶器に比べて強度が強いです。

漆器-黒や赤で塗られた独特のつや-

漆器は窯で焼くのではなく木に漆を塗ることでつやを出し、なめらかにして食器として使えるように加工がされています。漆器の大きな特徴を3つご紹介します。

1.漆の黒や赤の独特のつやがある

漆器は、陶器や磁器と違い材料が「木」でできています。木を素地としてその上に何度も漆を塗り重ねることによって独特の美しいつやを出しています。

2.軽く持ちやすい

漆器は、木でできているためとても軽く持ちやすいです。また、木のため熱を通しにくく、温かいスープや味噌汁を入れて手に持って飲むのに適しています。

3.食洗機や電子レンジは使えない

木に漆を直接塗っているため、食洗機や電子レンジを使ってしまうと、色が変色したり、剥げたりしてしまうことがありますので、基本的に食洗機や電子レンジは使わないほうがよいです。

よくある使用上の注意点

電子レンジの使用について

陶器は磁器に比べて強度がないため、電子レンジを使う回数が多い場合にはひびが入ってしまったり、欠ける原因になってしまうことがあるので注意が必要です。磁器は基本的には電子レンジを使用しても問題はありませんが、装飾として金や銀の模様が施されている場合がありその場合は電子レンジの使用はNGです。また上述の通り、漆器に関しては使用は控えたほうがよいです。

食洗機の使用について

陶器も磁器も基本的には食洗機を使用しても問題はありません。上述の通り、漆器に関しては使用は控えたほうがよいです。

それぞれの利点や特徴を理解して使い分けをしましょう

ご紹介したように、陶器も磁器も漆器もそれぞれの利点や特徴が違いますので、乗せる食材や使う用途によって違いを楽しみながら使ってみてください。

Written by 樫村健太郎(BECO'S代表)

歴史好きが高じて日本全国の城郭巡りをするうちに、各地の伝統工芸品やものづくりに興味を持ちBECO'Sを立ち上げる。表面的な事実だけではなく、ものづくりの発祥や伝承などの歴史的背景を絡めた考察や紐解きを得意とする。寺社仏閣、庭園、仏像など日本文化に対して幅広い知識を持つ。好きな戦国武将は豊臣秀吉。

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