エルネスト・ゲバラ(Ernesto Guevara、1928- 1967)は、アルゼンチン生まれの政治家、革命家で、キューバのゲリラ指導者。
チェゲバラは60年前、広島を訪れ、原爆ドームに手を合わせてくれている。
その際、「日本人はアメリカに、こんなひどい目に遭わされておいて、なぜ怒らないのか」と言い残した。
この羽織に書かれた背面のステートメント【The first thing we want is to be masters of our own destiny, a country free from foreign interference, a country that seeks out its own system of development.】
第一に我々が望んでいるのは、我々の運命を我々自身で握ることである。外国の干渉がなく独自の発展システムを模索する国であることだ。
日本は未だにアメリカの従属国であり、表面的には独立国でも、実際は独立半ばの国である。
一人一人が独立自尊の意志を持ち、立ち上がらねばならない。
【Still,are you American Dog?】(まだ、アメリカの犬なの?)
キューバ革命を成功に導き、アメリカを食い、葉巻の代わりにアメリカンドッグを咥えたチェゲバラの声が聞こえてきそうである。
羽織の胸には煙草が入るフラップポケット。
レザーには、『Montecristo(モンテクリスト)』。チェゲバラ愛用のキューバシガーの銘柄である。