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今注目の!モダンな器をつくる備前焼作家5選

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Journal編集長
Journal編集長

備前焼の作家は、日本全国に500人以上いると言われています。その中でもBECOSが厳選した!モダンでおしゃれな備前焼をつくる作家さんを紹介したいと思います。

土の温かみや焼き味を楽しむことができる素朴な備前焼。無骨なイメージがありますが、最近はモダンでおしゃれな器やカップをつくる作家さんも増えてきました。

キレイなグラスなどと違って華やかさはありませんが、使えば使うほど手になじみ趣が出てきます。

自然の美しさや実用性を兼ね備えた備前焼は現在も職人や備前焼作家によって作られています。

今回はモダンな器を作る備前焼作家を紹介します。

BECOSが一番おすすめする備前焼作家

  • 普段から使いやすい器やカップ
  • 無骨な中にモダンなデザインを取り入れている
  • 一つひとつ職人が手づくりする逸品

そもそも備前焼とは?

備前焼は岡山県備前市で作られている陶器で、日本六古窯の1つに選ばれており、土の持ち味を楽しむことができる素朴な焼き物です。

他の陶器と異なり、絵付けをしないで、釉薬も使わず成形したまま焼かれるという特徴があります。

1つずつ作られているため、全て形や焼き味が異なります。

備前市でも伊部地区で主に作られているため、「伊部焼」とも呼ばれています。

須恵器がルーツ

朝鮮半島から伝わった須恵器(すえき)を古墳時代から特権階級用として作っていた人たちが備前で普段使いの器や瓦などを作り始めたのが備前焼のルーツと言われています。

鎌倉時代には赤褐色の焼き色のものがみられるようになっているため、このころには備前焼の原型ができていたと言えるでしょう。

これまで白時期や釉薬をかけた陶器に押され、備前焼の需要がない時代もありましたが、職人たちの努力の甲斐があって、再び備前焼が注目されるようになりました。

特にきっかけとしてあげられるのが昭和31年に陶芸家の金重陶陽重要無形文化財保持者(人間国宝)に選ばれたことです。

これによって多くの人たちが鍛錬をつみ、備前焼としての価値を確立したのです。

備前焼の種類は?

備前焼と一言でいっても様々な色合いや模様があります。代表的な種類は主に以下になります。

胡麻

焼いているときに松割木の灰が作品の表面に降りかかって付着し、これが胡麻の粒に見えることから胡麻と呼ばれています。

胡麻にも「流れ胡麻」や「玉垂れ」などと種類があり、色も様々です。また、焼く前に灰を表面につけても胡麻を出すことができます。

桟切り

窯の中で炎が当たる部分は赤っぽくなり、炎が当たらない部分は暗褐色になります。

その境目は灰青色になっているのですが、これが桟切りと呼ばれています。

窯の中を仕切るための桟付近に炭や灰がたまって、そこに作品の一部が埋もれることで、焼きにムラができ、複雑な焼き色となるところから桟切りと呼ばれるようになりました。

牡丹餅

お皿や鉢などの平らな作品の上に丸い粘土やおちょこなどを置いて焼くことで、置いた部分に丸い模様ができます。

これが牡丹餅を載せているように見えるところからそう呼ばれるようになりました。

緋襷

窯の中で作品同士がくっつかないように藁が入れられたり、巻かれたりすることで、藁と粘土に含まれる鉄分が化学反応を起こして、たすき状に緋色の線が出たところから緋襷と呼ばれるようになりました。

若い方からも人気があります。

青備前

酸素が少なく燻し状態で焼くことで、全体が濃青色や青灰色になるところから青備前と呼ばれています。普通に焼くよりも思ったように発色させることが難しいため非常に貴重です。

モダンな器をつくる備前焼作家5選

ビールタンブラーが人気の陶芸家「恒枝直豆|備前焼」

ビールタンブラーが人気の陶芸家「恒枝直豆|備前焼」

恒枝直豆氏は1971年岡山県倉敷市に生まれ、1997年より備前焼作家の末石泰節に師事し陶芸活動を始めました。

2001年から2016年8月までは北海道富良野、2016年9月からは岡山県浅口市で活動を行い、2017年には初窯を出しました。

活動の場所を移しながら備前役の魅力を伝え続けています。

特に備前焼のビアマグはクリーム状の泡ができて美味しいビールが飲めると評判です。

>ビールタンブラーが人気の陶芸家「恒枝直豆|備前焼」の詳しいページを見てみる

DAIKURA

DAIKURA

 

DAUJYEAは備前作家小川秀蔵・小川弘蔵の2人で創設された通信販売をするために作られた工房です。

岡山には店舗も構えており備前焼を伝えていくためにDAIKURAブランドとして、今後50年100年と愛用されるような備前焼づくりを行っています。

>DAIKURAの詳しいページを見てみる

鳴瀧窯-narutaki-

 
 
 
 
 
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備前焼 鳴瀧窯 narutakiさん(@narutaki_bizen)がシェアした投稿

安藤騎虎さんが2014年に立ち上げた新しい備前焼のブランドです。

安藤さんは、1977年横浜市生まれで2016年には、LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 「匠」の岡山代表にも選ばれた注目の備前焼作家です。

備前焼独特の土の風合いは残しつつ、洋食器とも合いそうな雰囲気の食器をたくさん作られています。

>鳴瀧窯-narutaki-の詳しいページを見てみる

出製陶

出製陶

 

出製陶は備前の土と顔料を練り合わせた色土を使用しているのが特徴です。

1色ずつ練り合わせることで、繊細な色を表現しています。

手間隙かけて色土を作り、今までにない新しい備前焼を制作しています。

また、最新式のガス窯で多彩で豊富なバリエーションで表現することができるようになりました。

出製陶は山本周作氏・山本領作氏が兄弟で制作を行っています。

父は岡山県重要無形文化財の山本出氏、祖父は人間国宝の山本陶秀という備前焼に従事する一族です。

備前焼の味を残しながらよりファッショナブルになりました。

>出製陶の詳しいページを見てみる

 

備前工房クワイエットハウス

備前工房クワイエットハウス

備前工房クワイエットハウスはシンプルな食器のための備前焼ブランドとして誕生しました。

「土のぬくもりを感じられる優しい器」をデザインコンセプトにしています。

4人の陶芸家が1つ1つ丁寧に作り、登窯で焼いた備前焼を販売しています。

ご飯茶碗やマグカップ、抹茶椀など数多く取り揃えており、使えば使うほど愛着が湧いていきますので、毎日の食事が楽しくなるでしょう。

>備前工房クワイエットハウスの詳しいページを見てみる

まとめ

今回はモダンな備前焼を作る作家さん・工房をいくつかご紹介していきました。

華やかで綺麗な器ももちろんいいのですが、素朴で自然美を楽しむことができるのは備前焼ならではです。

使えば使うほどその良さが分かる備前焼は手にしてみないと本当の良さは分かりません。

ぜひ、お気に入りの備前焼を見つけて楽しんでみましょう。

Written by 赤津 陽一

竹細工職人の祖父を持ち、幼少より伝統工芸やものづくりの現場を見て育つ。日本のものづくりの現状を変えたいとの思いから、BECOS(ベコス)の立ち上げに参画。全国の職人やメーカーに対して取材や撮影、インタビューを行い自分の足で情報を集め、読者へ届けることにこだわっている。

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