1000年以上の歴史を持つ世界有数の窯業の町、愛知県瀬戸市。
原料の良質な粘土と、薪となる松の木が豊富なことから、鎌倉時代に日本の陶祖の一人である加藤四郎左衛門景正(藤四郎)がこの地で陶芸を始めました。
そして「炻器(せっき)」の作者である竹内真吾は、焼き物が身近な瀬戸市で生まれ育ちました。
サラリーマンを経て愛知県窯業職業訓練校で学んだ後、二代目加藤春鼎(しゅんてい)に師事。
1982年に独立してオリジナルの器「炻器(せっき)」を誕生させました。
釉薬をかけずに高温で焼成する焼き締めの器は、使えば使うほどしっとりと深みが増すことから「育てることのできる器」とも呼ばれています。
ひとつひとつ個性のある唯一無二の陶器の魅力をぜひ感じていただければ幸いです。