
ブランド
水の都から紡ぐ、二百年の祈りの物語
横田仏壇店
- 1832年
- 仏壇
- 横田伊左嗣

歴史
伝統を守り暮らしに寄り添う
横田仏壇店は1832年、「水の都」として知られる歴史ある城下町、大垣市(岐阜県)に創業しました。
漆職人だった初代は「祈りの場所を守ることは、家族の心を守ること」という想いを胸に、この仕事を始めたと伝えられています。
仏壇は単なる品物ではなく、ご先祖様と向き合い、家族の節目を見守る大切な場所です。
納めた後も手入れや修理を引き受けながらお客様の人生に寄り添い、その誠実な姿勢が地域の信頼へとつながっていきました。
その志は代々受け継がれ、祈りの文化を支える存在として歩みを重ねてきました。
店には、百年以上前に納めた仏壇が修復のために戻ってくることがあります。
長い年月を経て再び手を入れ、お客様のもとへお返しする―そのたびに、仏壇が世代を超えて想いをつなぐ存在であることを実感します。
時代とともに暮らしや住まいの形は変化しましたが、手を合わせる心の尊さは今も変わりません。
だからこそ私は、仏壇の修復や提案に加え、香りを通して祈りを日常に取り入れる新たな取り組みにも挑戦しています。
創業から約二百年。受け継いだ志を胸に、祈りの文化を次代へつないでいくこと。
それが七代目である私の使命です。

特徴
祈りを現代のかたちへ
横田仏壇店のモノづくりの根底にあるのは、「祈りの本質」に向き合う姿勢です。
木地づくりや漆仕上げなど、仏壇製作で培ってきた技術を礎に、長く使い続けられる確かな品質を守ってきました。
その経験を現代の暮らしへと展開したのが、香りのブランド「香りラボ sidefield」です。
横置き香炉「SYLANIS」は、「お香をもっと安心して楽しみたい」という日常の声から生まれました。
灰が舞う、倒れる、火元が気になる―そうした小さな不安を見つめ直し、お香を横に寝かせる構造を採用。
試作を重ねて内部設計を工夫し、灰が散りにくく、最後まで美しく香りが続く形を追求しました。
素材には国産ヒノキを用い、本漆による拭き漆仕上げで耐久性と木の表情を引き出しています。
伝統技術を誇示するのではなく、暮らしの中で自然に使い続けられるかたちへ。
祈りの文化を、静かに現代へとつなぐ提案です。

お客様へ
香りとともに、自分に還る時間を
私たちは、祈りとは特別な場面だけのものではなく、日々の暮らしの中で心を整える静かな時間だと考えています。
仏壇を守り、受け継ぐことも大切な役割ですが、同時に、現代の暮らしに合った"祈りの入口"を提案することもまた使命だと感じています。
「香りラボ sidefield」が掲げるのは、"heal your side with fragrance"という想い。
香りは、言葉よりもやわらかく、確かに心の奥へ届きます。
横置き香炉「SYLANIS」で生まれる穏やかな煙と余白の時間が、忙しい日常のなかで、ご自身に戻るひとときとなれば幸いです。
手を合わせる時間も、香りを楽しむ時間も、本質は同じです。
どうか、あなたの暮らしのそばに、静かで安心できる祈りのかたちを。
私たちはこれからも、心に寄り添うものづくりを続けてまいります。
受賞歴
2025年「おもてなしセレクション」SYLANIS 受賞
