ブランド
異国から伝わった革と漆の伝統技術
GOODHISTOY × 北村パース
- 1969年
- 印伝
- 北村久光
歴史
「印度(インド)から伝来」で「印伝」
私たちは、1969年に革製品の加工メーカーとして北村佐久蔵(きたむらさくぞう)が大阪府大阪市で創業し、50余年の歴史があります。
私たちは「印伝」という、鹿革に漆で模様をつけた革製品を製作販売しています。
印伝の歴史は古く、平安時代にインドから伝来したといわれ、「インド(印度)伝来」から「印伝」と名前がついたとされています。
印伝の製作には革と漆を使うため、その日の天気、気温、湿度によって、熟練の職人が調整を行いながら制作いたします。
鹿革は、柔かく丈夫で通気性が良いため、お財布やカードケース、名刺入れなどに最適です。
印伝に施されている漆の模様は、古来から縁起が良いとされている昆虫や、四季をあらわす小桜などの植物をモチーフに製作しており、肉厚に塗られた漆塗りはポコポコとした手触りで楽しめます。
私たち北村パースは、代々受け継いできた印伝の技を巧みに活用し、これからもお客様のご期待に応えられるよう、さまざまな印伝の製品を作っていきます。
特徴
大人の遊び心を感じる革小物
印伝とは、鹿革に漆の模様をつけて加工した革製品です。
印伝に使われる鹿革は、「革の中で人肌にもっとも近い」と言われるほど柔らかくとても丈夫なので小物に加工しても使いやすく、製品はふっくらと手になじみます。
軽く丈夫な鹿革は、武将のまとう鎧や馬の鞍、火消し装束に使われてきました。
どちらも勝負事の願掛けや縁起を担ぐので、使われる鹿革には勝ち虫といわれる「トンボ」や勝負に通じる「菖蒲の花」などを印伝の模様に取り入れ、当時の人々は好んで身につけていました。
私たちは、それらの縁起の良いモチーフを和紙でできた「伊勢型紙」に彫刻し、カットした鹿革を置きヘラで漆を塗り込んで模様をつけます。
漆で肉厚に塗られた表面のモチーフ模様は立体的なポコポコとした手触りで見た目の高級感が高く、使い込むうちに艶が出てきますので、風情があり、大人の愛用品としておすすめです。
鹿乃香印伝には、革職人の高度な熟練の技、丁寧に形にしていく気持ち、そして印伝を愛する心がこもっています。
お客様へ
使えば使うほどになじむ、鹿革の手触り
革製品は、長くご愛用いただく間にお客様の手に馴染み、だんだんと色が濃くなったり色褪せたりと変化していきます。
漆の模様部分についても、使う間に折り曲げたり擦ったりするとその部分の漆が割れたりはがれたりすることがありますが、革の色変化や、漆のはがれなどは使い込んだ証、世界に一つのあなただけの愛用品、使い込むことによって生まれる味わいとしてお楽しみください。
今回の印伝のデザインは縁起物を揃えました。
トンボは後ろに下がらない「勝ち虫」で出世、合格祝いのお祝いとして、小桜は「物事の始まり」や「五穀豊穣」を意味するため就職や転職などの新しい門出のお祝いに、それぞれおすすめのギフトです。