ブランド
和と洋の異文化を融合した染め物
ケイス
- 1992年
- 横浜捺染
- 加藤総
歴史
世界の窓口となった横浜港
神奈川県横浜市の「濱文様」は、1948年にスカーフやハンカチを染める捺染(なっせん)工場としてスタートしました。
その背景としては1859年江戸幕府が結んだ通商条約により、横浜港が諸外国に開港されたことに端を発します。
多くの外国商館が集まり貿易が始まると、それまで木版画で浮世絵や輸出用茶箱ラベルの制作をしていた職人たちが全国から移り住んできました。
日本各地の木版技術に海外の知識がミックスされ、オリジナリティ溢れる「横浜捺染」が確立。
横浜は気候や水資源にも恵まれていたため、捺染が一大地場産業となりました。
横浜捺染の伝統技術を受け継ぎながら、独自の染色技術を蓄積し、海外に輸出することで「濱文様」は誕生したのです。
特徴
横浜伝統の捺染をより良いモノにするために
濱文様のてぬぐいは、多彩な色や繊細な柄を手作業で型染めする「横浜捺染」の伝統技術が息づいています。
木版や紙版に始まり、やがてスクリーン型を使う染色技法を確立しました。
また、濱文様が求める肌触りや素材感を達成している厳選した木綿生地のみを採用するなど、独特の生地感にもこだわっています。
塩素系薬剤を含む化学薬品を使っていないため、環境にも人にも優しいECOな晒です。
発色の美しさや深みが特徴の横浜捺染は、そのままで和晒の反物を染めるのは難しく、熟練の技術が必要です。
受け継がれてきた伝統技法と職人の技術により、日本の四季、自然が織りなす情景や日本の文化を、遊び心を持って面白おかしく、美しく染め上げています。
お客様へ
遊び心あふれるてぬぐいの粋を
日本の四季には、たくさんの情感溢れるシーンが宿っています。
私たち「濱文様」は、その瞬間を逃すことなくタイムリーに提案していきたいと考えています。
肌触りの良い素材にこだわり、遊び心のあるデザインを生み出し、確かな技術で染め上げる、そんな一つ一つの工程を大切にすることで、皆様のライフスタイルに寄り添っていきます。
企画・生産・販売を一貫して自社でおこなっているからこそできる、自由度の高いモノづくり。
この機会にぜひ、タオルやハンカチとして、また額に入れてインテリアの彩りとして、暮らしの中で楽しんでみてください。
また、大切な方への季節のご挨拶ギフトとしてもおすすめの逸品です。
受賞歴
2007年「横浜風呂敷シリーズ」(財)横浜観光コンベンション・ビューロー第十二回ヨコハマ・グッズ「横浜001」にて「石坂浩二賞」グランプリ受賞
2007年「てぬぐい本」グッドデザイン賞・中小企業長官特別賞受賞
2008年「てぬぐいのいろははんかち」グッドデザイン賞受賞
2008年「てぬぐい本シリーズ」(財)横浜観光コンベンション・ビューロー第十三回ヨコハマ・グッズ「横濱001」にて「日比野克彦賞」受賞
2014年「重ね絵てぬぐい」グッドデザイン賞受賞
2022-2023年 「絵てぬぐい」おもてなしセレクション金賞受賞