ブランド
漆塗りの聖地、輪島に息づく箸作りの伝統
橋本幸作漆器店
- 1949年
- 輪島うるし箸
- 橋本きよ乃
歴史
初代の技術と想いを受け継ぐ女性だけの工房
輪島塗で有名な当地では、伝統の技術を使った箸作りも盛んに行われてきました。
私たちのお店の初代店主、橋本幸作が輪島塗の職人として修業を積み、独立開業したのは戦後間もない1949年の事です。
輪島塗り箸の技術向上と業界の発展に努めた初代を継いだ、二代目泰二が1995年に新たな工房を立ち上げました。
安価な大量生産品が人々の生活の中にあふれる時代となっても、日本の伝統美をまとった手作りの箸にこだわり続けてきました。
2010年、創業60年を機に株式会社となり、今では女性のみで箸作りを行っています。
女性ならではの感性と細やかさを信条に、初代幸作の名前の示す通り、お箸と一緒に幸せを作れる会社を目指しています。
特徴
輪島ならではのうるし箸で得られる癒し
当社の「輪島うるし箸」は、木地には石川県の県木、あすなろ(能登ヒバ)を使い、上塗りには天然漆を使用しています。
漆は「癒しの塗料」と言われるほど、やさしい手触りと口当たりが特徴で、使い込むほどに色の変化が味わえます。
その塗り方にも工夫を重ね、中塗り、箸の頭等に合成樹脂塗料を使用することで、より耐久性を高め、普段使いに適した箸も作っております。
箸に描き出す文様は、日本的な感性があふれる伝統的な図柄から、現代的なアレンジを施したものまでさまざまです。
蒔絵や沈金に用いる純金箔、純金粉は、全国シェア99%を誇る金沢の金箔を使用しています。
熟練の職人による手作業で、一本一本丁寧に仕上げられた箸は、普段の食事をより豊かなものにしてくれます。
お客様へ
伝統美とともに健やかな毎日を送ってほしい
お箸の模様には、「桜」「楓」「雪」など季節を感じさせるものや、縁起物の「赤富士桜」、子孫繁栄を願った「波千鳥」など、さまざまな意味が込められたものがあります。
日常の中で、そういった日本文化の持つ詫び寂びや奥深さを、お箸を通じて身近に感じてほしいと願っています。
また、お箸は口に触れるものです。
能登ヒバや天然漆には、ともに抗菌性があることが証明されています。
衛生に気を使うことの多い昨今、安心安全のためには、家族が使うお箸にも気を配りたいところです。
大人用だけでなく、お子様の手になじむ、こども箸もご用意しております。
二膳入りの夫婦箸や吉祥の文様の入ったお箸は縁起物としてご家族以外にも、親しい方への贈り物にも最適です。
受賞歴
2020年 おもてなしセレクション特別賞受賞