ブランド
澄み切った、心地よい余韻
南條工房
- 1830年
- 焼型鋳造
- 六代目 南條勘三郎
七代目 南條和哉
歴史
国内で唯一の工房で作る、世界に一つの音色
私たちは創業190年余りの歴史に培われた伝統の技術と知恵をもとに、薪を用いた伝統的な焼型鋳造による「佐波理(さはり)」製のおりん、祇園祭のお囃子鉦(おはやしかね)、鳴物神仏具を専門に一つ一つ手作りで製造している国内で唯一の工房です。
佐波理とは、古くは正倉院宝物にも用いられた合金で銅に錫を多量に含ませた青銅の一種です。
佐波理で作られたおりんは澄んだ音色と美しい余韻が特徴で、私たちの工房では、五代目が研究の末に辿り着いた工房独自の配合率で全ての製品を作っています。
2019年には「もっと身近におりんの音色を楽しんでほしい」という想いから新ブランド「LinNe」を展開し、自由な用途で使えるおりんを開発しています。
特徴
自分の好きな音色との出会い
佐波理の合金は時間と共により深い色みへと経年変化していきます。
時々タオルで指紋を拭き取ると、より均一なあめ色に変わっていきます。
表面のザラつきは、昔ながらの鋳造加工の特性ですので、手作りならではの個性、時間による変化をお楽しみください。
おりんの⾳⾊はあなたの⼼に寄り添い、人生を豊かにしてくれます。
例えば、朝の⽬覚め、忙しい気持ちのリセット、瞑想やヨガ、⽇々の祈りの為に。
ご自宅用だけではなく、「大切な人に音色を贈る」という京都らしい雅なプレゼントにもおすすめです。
お客様へ
豊かな時間を、良い音色は人生を彩る
「おりん」と聞くと多くの方が仏具をイメージされますので、私たちはもっと日常の中でおりんを楽しんで欲しいという想いで「LinNe」を立ち上げました。
佐波理おりんの音色は「どこか懐かしい」「心が落ち着く」「気持ちがすっきりする」「体に染み込んでくる」など、商品によって、人によって、またその時のあなたの心のありようによって印象が変わります。
あなたはおりんの音色に、どのような想いを馳せるでしょうか?
澄んだ音色と美しい余韻が豊かな時間を生み出します。
受賞歴
2008年 京都府伝統産業優秀技術者「京の名工」知事表彰