ブランド
創業130年、老舗材料問屋からの提案
竹田千蔵商店
- 1893年
- 材料屋
- 竹田裕美子
歴史
日本のモノづくりを支え続けて
竹田千蔵商店は、1893年に京都で創業した株式会社タケダのオリジナルブランドです。
創業者の竹田千蔵は染料・顔料・絵の具などを販売する個人商店からスタートし、その後、工場や工房で職人が使用する、薬品や資材を扱う材料問屋として歩んできました。
京都で代々受け継がれてきた伝統技術や日本のモノづくりを、長年、資材調達の面から支えてきた弊社ですが、伝統工芸の担い手が次第に減少していき、資材の需要も減っていく中で、「このままでは日本文化の灯が消えてしまう」と危機感を抱くようになったのです。
そこで、原点に立ち返って、創業時の屋号である「竹田千蔵商店」をブランド名とし、現代のライフスタイルにフィットする商品の開発に乗り出しました。
「365日、日々の暮らしを豊かに楽しむアイテムをお届けする」というコンセプトのもと、ブランドをスタート。
次世代へと継承されていくような独自の商品を生み出しています。
特徴
「もったいない」を減らす始末の心
「日々の暮らしを豊かにするアイテム」を考える時、いまや無視できないテーマのひとつが環境問題です。
人にも環境にもやさしいモノづくりが叫ばれる中、安心して使えて、自然とエコ活動の一環になるような製品を作りたいと考えました。
さらに、京都のブランドだからこそ、古くから伝わる「始末の心」も大切にしたい。
京都には、モノを大切にして最後まできちんと使い切る文化があり、「もったいない」を少しでも減らすことを日常生活で実践してきました。
そんな中、着目したのが食品保存用のラップでした。
今では当たり前のように使われていますが、環境負荷の高い原料が多く、基本的には使い捨てのものです。
そこで、人と環境に配慮する方法がないか調べたところ、オーストラリア発祥のみつろうラップにたどり着きました。
みつろうとは、ミツバチが巣を作る時に腹部から分泌する成分です。
天然のみつろうを布に塗って作るラップなので、口に入っても安全で、保湿・抗菌作用にも優れています。
洗って何度でも使え、効果が薄れたらみつろうを足してメンテナンスもできる、まさにエコなアイテムなのです。
お客様へ
楽しくかわいくエコ活しませんか
「みつろう」は、ミツバチの巣を作るためのいわば建築資材です。
海外ではビーズワックスと呼ばれ、巣作り担当の働きバチが自ら分泌します。
みつろうは、リップクリームや口紅などの化粧品に混ぜて柔らかさやツヤを出すだけでなく、ハチの巣ごと切って食べたり、フランス菓子のカヌレの表面に塗ったりと、口に入れても安全な成分として多用途に使われています。
そんなみつろうを京都らしいデザインの布に塗って自分で作るラップは、愛着がわくアイテムになることでしょう。
天然の保湿効果と通気性の良さから、使いかけの野菜や果物の保存に効果的。
また、おむすびやサンドイッチを包んでお弁当箱の代わりにもなります。
余ったみつろうはメンテナンスに使ったり、お手持ちの布に塗ったりして使うことができます。
ちょうどよい大きさに切ったり、洗って繰り返し使えるいいとこどりの「みつろうラップ」で、一緒にエコを楽しみましょう。