ブランド
新しい木工製品への挑戦
山田木工所
- 1945年
- 木工品
- 山田正志
歴史
戦後、何もないところからの出発
山田木工所は、1945年に京都府で創業した建具のメーカーです。
戦後まもなくの物が何もない時代に、道具を借りて建具の製造を始めたのがきっかけでした。
以来、建具や家具などの木工製品をオーダーメイドで製造し、お客様のニーズに合った品物をお届けしてきました。
しかし、近年、ライフスタイルが洋風に移行し、障子や襖のある和室が減るなど、日本建築の美しさや魅力がだんだん失われつつあります。
そのような中で、先人の知恵や技術を継承していくことが、私たちの重要な役割だと感じました。
また、伝統を守るだけでなく、3Dやレーザー加工機、UVプリンターなどの最先端テクノロジーを取り入れて、新しいモノづくりにもチャレンジしています。
これらの挑戦により、これまで作ることのできなかった斬新な形状が作れるようになり、製品の幅が大きく広がりました。
特徴
木を通して、幸せづくり
私たちの経営理念は、「木を通して、幸せづくり」です。
それは、使う人が快適に過ごせるように、温もりと安らぎのある製品を作ること。
ブランド名の「木の幸」は、海の幸や山の幸と同じように、木からの恵みをいただいて幸せになれますようにと願った名前です。
その私たちの想いと同様に、京都市では地域産の木材の利用促進と里山保全のために「みやこ杣木(そまぎ)」の認証活動をおこなっています。
良質な京都市産の木材に認証マークを付け、その品質や性能を表示し、利用を促すことで、地産地消が活発になり、京都の山や街が守られる取り組みです。
また、当社の製品は、京都で育った「みやこ杣木」の桧や杉の素材に限定し、製材、加工もすべて京都の会社でおこなった「京都」商品であることを謳っています。
お客様へ
木の温もりを感じてください。
私たちは、京都で育った樹木を使って、建具や家具などの木工製品を製造しています。
自然の温かみが感じられる商品を、ひとつひとつ心をこめて手作りすることで、先人から受け継いだ伝統技術を守ってきました。
一時期、急速に近代化する暮らしの中で、木工製品は徐々に姿を消し、扱いやすい素材の物に取って代わられましたが、地球温暖化や環境問題の観点からふたたび、自然素材を使った製品が見直されてきています。
しかし、私たちは昔ながらの技術をただ継承するだけでなく、現代のライフスタイルに合った製品を作っていくことも、大切だと感じています。
3D加工機で作る新しいカタチの木製品は、ほかに類を見ない独創的な商品です。
ぜひ手に取って、木の温もりを感じていただければと思います。
受賞歴
2021年 京都府現代の名工 受賞
2021年 第2回京都インターナショナルギフトショーおみやげグランプリ グランプリ受賞